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Zepの2014リマスターLP 第2弾を聴く - Days of Analogue Music [ZEPPELIN]

ZEPのリマスター・シリーズ第2弾『Ⅳ』と『聖なる館』が、予定どおり10月28日に届いた。
購入したのは今回もコンパニオン・ディスクのついたアナログ盤デラックス・エディションだ。

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逆説めくけれど、今回『Ⅳ』のリマスター盤にはすごく期待していた。
というのも以前にも書いたように、ZEPの最高傑作と評価されることも多い『Ⅳ』は、ぼくのなかでは3番めか4番め(笑。
なぜって聞かれても好みだから仕方がないとしかいいようがないのだけれど、そのせいもあってUKオリジナル盤もUS盤もいままで聴いたことがなかった。
CDを別にすれば、ゆいいつ持っていたアナログ盤はワーナー・パイオニアからリリースされた国内盤だった。
それだけにペイジが精力を傾けたアナログ盤の仕上がりを期待していたのだ。


まずジャケットを見ると、オリジナルどおりの光沢のないE式のスリーヴ。

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前回のが不評だったのか、ステッカーはシュリンクの上に貼られるようになった。
ただ楽曲リストの印刷された透明なシールは、相変わらずシュリンクの上に貼られているので、これを捨ててしまうととても不便だ。

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ということで、ディスクを取り出したあとは例によってキレイにもとどおりシュリンクをかぶせる。

ゲイトフォールドの中央部分は、ペイジの神秘主義が表れたお馴染みのイラストだが、

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コンパニオン・ディスクが収められた右側の部分を開くと、

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4人のポートレイトとステージ写真が載せられている。

さて、音のほうはどうか。

A-1「ブラックドッグ」
みょん、みょん、みょん…という訳のよくわからないイントロ?につづいてプラントの声が出た瞬間、その伸びやかなヴォーカルにゾクゾクっとする。
ヴォーカルが最初のパートをアカペラで歌い終わるやいなや、一瞬の間を衝いてギターとベースとドラムスが一糸乱れぬリズムで切り込んでくる。
その空白の瞬間も最新のアナログ盤らしくまったくノイズがない。
エコーを伴ったギターの音も豊かに広がり、シンバルのきらびやかさ、スネアやバスタムも張りつめた革の硬さが伝わってくる音で、SNがいいからだろう、思わずヴォリュームを上げてしまう。
ところがしばらく聴いていると、音楽がやや腰高なのが気になってくる。
「天国への階段」でもアコースティック・ギターやメロトロンのパートはノイズもなく、プラントのヴォーカルもリアルなのだが、低域が薄くて、なんといってもボンゾのドラムスに重量感がない。
前述のとおりオリジナル盤を聴いたことがないので、これがマスター・テープに忠実な音なのかもしれないが、きれいに伸びた高域にくらべると、低域がものたりなくてとても残念だ。

ところがB面になって「Misty Mountain Hop」になると、俄然低域に力が出てくる。
このアルバムでぼくがいちばん好きなB-2「Four Sticks」、ご存じボンゾが4本のスティックでドラムスをぶっ叩くところからタイトルのつけられた曲だが、ここではジョーンジーのベースのほうがたっぷりとした低域で再生されて、うちの装置ではベースとバスドラの区別がちょっとつきにくくなってしまった。
う~~ん、どうなんだろう。
でもまあ個人的にはB面は満足です…(笑。

つづいて『聖なる館』。

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こちらもオリジナルは『Ⅳ』と同様、光沢のないE式のジャケットで、ゲイトフォールド。
個体差なのかもしれないが、ぼくがもっているUKオリジナル盤のジャケットとくらべると、リマスター盤はすこし赤みが強い。

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(左がリマスター盤)

左側の岩の向こうの明るくなってる光の部分もオリジナルより広くなっている。
あれ、ジャケットのデザインをすこしいじってるのかな、と思ってジャケットをよく比べてみると、
なんと!人物が修正されていることに気がついた。
ジャケットいちばん右端の少女だ。

こちらがUKオリジナル盤。
少女は俯いているように見える。

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こちらがリマスター盤。
少女は前を向いているように見える。

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手もちょっと肥大してるんですけど…(笑。

ペイジの指示なのか、あるいはヒプノシスの意向なのか、ジャケットの修正というのは珍しい。

それからこれは修正とかではないけれど、今回のリマスター・シリーズは裏ジャケが表ジャケの色相反転したデザインで統一されている。

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『Ⅳ』も『聖なる館』もオリジナルがゲイトフォールドなので、裏ジャケの絵はカットされてしまっているわけだ。
これはちょっと残念かな。

内側はオリジナルの幻想的なイラストの部分を開くと

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やはり4人のポートレイトとステージ写真。
『Ⅳ』はモノクロだったからまだよかったけれど、こちらはカラーなのでちょっとした違和感がある(笑。

オリジナルでは歌詞つきのインナースリーヴだったものが、こちらでは『Ⅳ』とおなじようなカードボードになっている。

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(ごめんなさい、『Ⅳ』のインサートの写真撮るの忘れました)

マスタリング・エンジニアの名前は両アルバムともJohn Davisとある。

さて、気になる音のほうはどうか。

うん、こちらは素晴らしいです!
まず1曲めの「the Song Remains the Same」からジョーンジーの歌うようなベースの躍動感が存分に伝わってくる。
すこしテープ速度を速めたかのようなプラントのヴォーカル、そしてペイジのギター、ボンゾのドラムスも、まるで最近録音されたかのような鮮度のいい音だ。
A-2「the Rain Song」のエコー成分のないプラントのヴォーカルのリアルなこと!
この曲やA-3「Over the Hills and Far Away」のようにアコースティック・ギターがフューチャーされた曲では、弦の響きが光沢があってのびやかだし、静から動への転換がダイナミックで、ジョーンジーのベースもボンゾのドラムスも圧倒的な音圧で迫ってくる。

次回はぼくがいちばん好きな『フィジカル・グラフィティー』
期待してまっせ~!
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コメント 11

やまちゃん

わっ、ついに届きましたか
今ごろかなり興奮されてるんでは
Ⅳは何枚買っても揃えたいですね。CDもLPも
聖なる館は最初はピンと来ませんでしたが、オープニングがのちに永遠の詩のタイトルになって違った見方するようになりました
私も永遠の詩の最強盤持ってますが、ここから数曲選曲されてるのが納得いきます
しかしこの裏と表の色の違い! こだわりが強いんでしょうな
by やまちゃん (2014-11-03 21:17) 

tetsupc2

遼さんこんばんは!
いや~今回のZEPPの第二弾前回コメントで今回もペイジ先生いい仕事しています。と書きましたが・・・
改めて2枚をオリジナルと聴き比べると満足なのは『聖なる館』の方で不満なのは『Ⅳ』と感じました。

『聖なる館』は『Ⅰ』の時と同じようにオリジナル盤(私のはマト2/2)に限りなく近づいた鮮度の高い音と感じました。特にジョンジーのキーボード(オルガン)の音の鮮度は素晴らしく改めてこのアルバムの良さ?を感じる程です。ジョンジーの魅力がこの『聖なる館』で日の目が出たようなアルバムですね。

コンパニオン・ディスクに関してもファンなら嬉しい音源ばかりでオリジナル違う別テイクが分かりやすい曲が多くて嬉しいですね。

それに比べて『Ⅳ』は私的には少し期待ハズレ感があります、オリジナル盤と聴き比べても全く駄目です。まず音圧が感じられないボンゾのドラムとジョンジーのベースの音が細い感じがします。
また全体的に鮮度が悪い感じがします、オリジナルはもっと音の大きくプラントのヴォーカル、ペイジのギター、ジョンジーのベース、ボンゾのドラムそれぞれが線がクッキリしておりキレが良くなおかつ音圧もあるのがオリジナル盤の印象・・・今回のリマスター現時点5タイトル出ている中で一番駄目ですね、、、私の主観ですが・・・

そして残念なのはコンパニオン・ディスクですね~
別テイクなのか非常に分かりにくいシビアなものが多いのでワクワク感があまり感じられないです、、、こういうディスクってビートルズでもそうですがオリジナルとの違いがすぐに分かるもので聴いて『おぉ~』とか『ほぉ~』とかワクワク感を感じるものが嬉しいのですが残念ながら『Ⅳ』のコンパニオン・ディスクにはそれが無いですね~大げさにいうと何か同じディスクが2枚入っているそんな感じですね。

私実はZEPPのアルバムは圧倒的に聴くのはⅠ、Ⅱ、Ⅲの3枚だけで後は殆ど聴いていません。
『Ⅳ』は代表曲が沢山収録されているのですがそれらも含めてアルバムとしての完成度としては私的には初期が好きなものでして・・・

まぁとは言っても今まで聴けなかった音源が聴けるのはやはりZEPPファンとしては嬉しいですよね~遼さん!!
これだけのビックネームなので賛否両論はやはりありますね。
by tetsupc2 (2014-11-03 21:34) 

parlophone

やまちゃんさん、こんばんは~。

>今ごろかなり興奮されてるんでは

はい、もう何度も何度も聴き返したくなる衝動を必死で抑えてます(笑。

>Ⅳは何枚買っても揃えたいですね。CDもLPも

そうなんですよ~。
やまちゃんさんの下にあるtetsupc2さんのコメントやpinkislandさんのブログを読むと、やっぱりUKオリジナルは必須かな~と思ってしまいます。

>オープニングがのちに永遠の詩のタイトルになって

そうですね。
ぼくも最初はちょっとぴんと来ない曲もあったんですが、いまでは大好きですね!
by parlophone (2014-11-04 21:37) 

parlophone

tetsupc2さん、こんばんは~。
長文のコメント、ありがとうございました。

>満足なのは『聖なる館』の方で不満なのは『Ⅳ』と感じました
>まず音圧が感じられないボンゾのドラムとジョンジーのベースの音が細い感じがします

ぼくと同じですね。
個体差もあるのかとちょっと心配でしたが、安心しました。

>コンパニオン・ディスクに関してもファンなら嬉しい音源ばかりで

そうなんですか!
コンパニオン・ディスクはまだ『Ⅰ』しか聴いてません。
あれもこれも聴きたいレコードが多くて困ってしまいます…。

>私実はZEPPのアルバムは圧倒的に聴くのはⅠ、Ⅱ、Ⅲの3枚だけで後は殆ど聴いていません

そうだったんですか。
ぼくは『フィジカル~』がいちばん好きですが、『プレゼンス』なんかもけっこう好きでよく聴きました。
まあけっきょく全部好きなんですけどね(笑。

>これだけのビックネームなので賛否両論はやはりありますね

ですよね。
総合評価でいうと、これだけのクオリティでボーナス・ディスクがついて4000円前後というのは、とてもお買い得と思います。
by parlophone (2014-11-04 21:44) 

60のおっさん

こんにちは

LPが届きましたが「聖なる館」のジャケットが残念です
コンパニオン・ディスクはお聞きになっていないとのことですが
Zep.Iを除いて、コンパニオン・ディスクの方が本編より音が良い傾向にあると感じています
Ⅳの「天国への階段」は左右が逆になっていますがコンパニオンに軍配です
バスドラがちゃんと出ていますしアコギも感じがでています
アコギはギブソンなんでしょうか?

聖なる館は、日本が先行発売で、
ライナーノートは引換券で交換してもらったと記憶しています
国内の初版の音はハイ上がりで迫力はありますが
オーディオ的には今回の本編の方が良好だと感じています
これもコンパニオンディスクは良い音がしています
是非、コンパニオンディスクもお聞きください (^^)


by 60のおっさん (2014-11-07 01:10) 

parlophone

60のおっさんさん、こんにちはー。

>Zep.Iを除いて、コンパニオン・ディスクの方が本編より音が良い傾向にあると感じています

そうなんですか!
それはまったく想定外でした!
『Ⅰ』のライヴを聴いて、まああれはオフィシャル録音ではありませんから、予想よりちょっと古めかしい音、という感じだったんですが。
さっそく、まず『Ⅳ』のコンパニオン・ディスクを聴いてみたいと思います!

>聖なる館は、日本が先行発売で、
>ライナーノートは引換券で交換してもらったと記憶しています

えーっ、そうでしたか?
じゃあぼくが買った国内盤は、しばらくしてからかもしれませんね~。
あのころはもっぱらジャズを聴いてましたから。

いずれにしてもありがとうございました^^
by parlophone (2014-11-08 12:55) 

ZEPPER

ZEPのⅣのA面は私は合研labのGK03As(NFBに余裕があるので)裏ワザの+6db設定でshureのカートリッジで聴くと音圧がぐっと盛り上がってボンゾとジョンジーの音が太く 太く もうほんとに音圧が全体にレベルアップした別次元の音になりました! まさかのLE8Tにサンスイα604(toneはフラットのまま)で聴いてます(^^) フルレンジでここまで迫力あるボンゾのドラムにはびっくりしました!70年代のROCKやJAZZもいつもならドーン ドーンみたいな低音なんですが+6dbにすると ドゴォォォォン バシィィィン 聞いていて疲れない迫力のある音です!おそらくもともとの音圧が低いとゆうか録音レベルの低い盤にこの裏ワザの6db+設定をかましてやるとⅣのアルバム録音レベルが聖なる館の録音レベルと同じくらいになります 背伸びしているとかじゃなく純粋に音質がよくなって音圧も一緒に高くなるかんじです。もっとわかりやすい盤は鈴木 勲のNica's Dream String Band featuring でためすとわかりやすいかもです!あくまで私の機材の場合での感想でした。
by ZEPPER (2014-11-11 21:37) 

parlophone

ZEPPERさん、こんばんはー。
レスが遅くなってしまい申し訳ありません。

>ZEPのⅣのA面は私は合研labのGK03As(NFBに余裕があるので)裏ワザの+6db設定で

ぼくは寡聞にして「合研labのGK03As」というのを知らなかったので、ネットで調べてみたらイコライザーなんですね。
しかもリーズナブルな価格で使った人たちはみなさん絶賛されてますね。

>まさかのLE8Tにサンスイα604(toneはフラットのまま)で聴いてます(^^)
>フルレンジでここまで迫力あるボンゾのドラムにはびっくりしました!

いやー、すばらしいです。
フルレンジにはフルレンジのよさがありますよね。
ぼくも学生時代1回だけですが、FostexのFE-103を長岡鉄男さんの設計したエンクロージャーに入れたものを聴いていたことがあります。

>鈴木 勲

いやー、そうですか。
ぼくも『BLOW UP』や『BLUE CITY』は大好きで、レコードをもっていたころはよく聴いたもんです。

ZEPPERさんの追求されている音がどのようなものか理解できます。
ぼくも機会があったらチャレンジしてみたいですね。
by parlophone (2014-11-16 01:31) 

yasu

こんにちは 私もハイレゾで、聖なる館を聴きました。遼さんも書かれているとおり、アコースティック・ギターの音がいいと思いました。思わずアマゾンで、LP購入してしまいました。今回のリイシューは、1LPで買っていましたが、コンパニオン・ディスクのついたアナログ盤デラックス・エディションを買いました。(ⅳは、今のところパスしています。) またレコードコレクターズの紙ジャケ探検隊さんの書かれた記事を読んでいると、オリジナル盤ほしくなってきました。紙ジャケ探検隊さんはすごい方だと改めて思いました。
by yasu (2014-11-16 16:24) 

parlophone

yasuさん、こんばんはー。

>私もハイレゾで、聖なる館を聴きました

おお、そうですか!
最近ぼくはちょっとハイレゾを購入してないんですよねー。
なんか歯止めが効かなくなるのが怖くて…(笑。
でもゼップのハイレゾ、やっぱりいいですよね!

>レコードコレクターズの紙ジャケ探検隊さんの書かれた記事を読んでいると、
>オリジナル盤ほしくなってきました。

あ、今月号のレココレ、ゼップの特集でしたね。
まだ買ってないや~。

>紙ジャケ探検隊さんはすごい方だと改めて思いました

いやあ、ぼくもほんとそう思いますよ。
HPの検証記事もハンパないですもんね。
by parlophone (2014-11-16 20:35) 

ZEPPER 

フィジカルグラフィティー発売しましたねー 国内版の昔のCDの音質をはるかに超えたLPの音質でした~ またフィジカルグラフィティーのブログ楽しみにしてますー
by ZEPPER  (2015-02-27 16:04) 

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