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トム・ウェイツのアルバム―Part1 [紙ジャケ]

ご無沙汰してます。
なんだかわからないうちに1年で最も忙しい時期に突入してしまい、あんまり寝てません(爆。
トム・ウェイツのアサイラム時代のアルバムが紙ジャケで出たので、ざっくりと紹介したいと思います。
まずきょうはパート1。

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青木啓がトム・ウェイツの国内盤LPのために書いた解説を読んでいたら、なんとなくFOX TVのアメリカン・アイドルを思い出してしまった。
まだそんなオーディション番組がなかった70年代、ロックやフォークのシンガーに憧れた若者たちはLAをめざした。
毎週月曜日の夜にクラブ・トルバドールで行われる新人オーディションを受けるためだ。
もじゃもじゃの髪としわがれた声の、風采の上がらぬ23歳の若者は、そこで自作の曲をピアノの弾き語りで歌い、見事オーディションに合格する。
やがてアサイラム・レコードの関係者だったハーブ・コーエンからプロデューサーのジェリー・イエスターを紹介され、レコーディング。
デイヴィッド・ゲフィンに認められてファースト・アルバム『クロージング・タイム』がリリースされたのは1973年の春だった。

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それにしてもほんとうに完璧なデビュー・アルバムだ。
A-1の「OL' 55」から、あっという間に聴くものを彼の世界に連れ去ってしまう。
気がついたらジェリー・イエスターが編曲したラストのインストゥルメンタル「Closing Time」が流れている、といったぐあいだ。

紙ジャケはE式のシングル・スリーヴ。
歌詞の印刷されたカスタム・インナーがミニチュアで復刻されているほか、初盤に貼られていた?黒く丸いステッカーも復刻されている。

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レーベルは初期のホワイト・レーベル。
2008年デジタル・リマスタリングで、音も申し分ない。

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2ndアルバム『土曜日の夜』(1974)は、ぼくが初めて聴いたトム・ウェイツのアルバムで(といってもすでにCDになっていたけれど)、当時流行っていたジム・ジャームッシュの映画でかれの歌を聴いたのがきっかけだった。
それにしてもいったいどんな人生を送ったら、こんな歌が書けて、こんなふうにピアノが弾けるようになるんだろう…と思ったものだ。
まさか24歳の若者だったとはね^^;

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紙ジャケは厚紙A式のシングル・スリーヴ。
穴の開いたホワイトのインナーと、歌詞を印刷したリーフレットがミニチュアで復刻されている。
レーベルは雲の写真が全面に広がったクラウズ・レーベル。
こちらは2009年のデジタル・リマスタリングというクレジットがある。

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コメント 14

ミネちゃん

こんばんは。
僕もとりあえず最初の4枚を購入しました。
この人は80年代のレインドックスしか聞いたことがなかったんですが、やっぱ味わいがありますね。
どんどん声が枯れていきますが、セカンドあたりはスプリングスティーンに似ていると思いました。
by ミネちゃん (2010-03-09 23:46) 

ryo

コレは欲しいな・・・
1stのプラケを900円程度で入手しまして、酒もろくに呑めない俺が、なんか心地良い酔い方をしている気分になることが出来るアルバムでした。
ドラマ「不毛地帯」のエンディングテーマを歌っているのを聴いて、「あぁ、トムもだいぶ老けたのかな」なんて思っちゃいました。
紙ジャケの質も良さげですね。
プラケが激安になっていますので、迷うところです。

ジャケも映画のワンシーンみたいで素敵ですな♪
by ryo (2010-03-09 23:48) 

may_r

こんばんは。

トム・ウェイツのアナログ盤を集めようと、まめにチェックしているので
すが、なかなか良いものが出てきませんね。
日本盤はたまに見かけますが、オリジナルは人気があるのでしょうか。

小生も初めて聞いたアルバムは、『土曜の夜』でした。渋いとしか言い
ようが無いですね。内容的にはやはりファーストの『クロージング・タイム』
の何となく哀愁が潜む楽曲が好きです。

何枚か初期作品を聴いた後に、『Swordfishtrombones』を聴きまし
たが、このアルバムと初期アルバムを比べた時の落差には驚きました。
何で!って感じでしたが、今では一番お気に入りのアルバムです。

by may_r (2010-03-10 18:38) 

tetsupc2

遼さんこんばんは!
私もとりあえず【Closing Time】【Heart Of Saturday Night】【Nighthawks At The Diner】【Small Change】の4枚を買ってみました、、、でも最初はやはりドラマ『不毛地帯』の影響で【トム・トラバーツ・ブルース】でしたが1stの完成度の高さにシビレました。
トム・ウェイツと言えば私の中ではシンガーソングライターより俳優のイメージがありましたのでホント!驚きました、、、というか知りませんでした・・・
しばらくはipod、カーステではこればっかり聴く事になりますです。
素晴らしい!!遼さん今回は他にどのタイトル買われたのですかね・・・もしかして全買いだったりして・・・もし私が買った4タイトル以外買われたのでしたらぜひ!ご感想お願い致しま~す!ご感想次第で私も考えてみようと思います(^_^)v



by tetsupc2 (2010-03-10 21:58) 

DEBDYLAN

遼さん、こんばんは♪

また雑談しにきました^^;

記事読んで、もうTOMの紙ジャケ出たの!?って思ったら、
3月も10日過ぎたんですね。
早っ!!

画像見て真っ先に目に付いたのは『不毛地帯』のステッカー^^;
こういう売り出し方なのね、と思いつつ。
どんなきっかけでも、
大好きなTOMの音楽を多くの人に届くのは嬉しかったりします^^。
(生意気な言い方^^;)

彼を聴きだしたのは高校生の頃でした。
アサイラム時代のアルバムはほとんどLPで持っているし、
初めてCD化されたときも買ってしまったんで、
今回の紙ジャケ化はのんびり行こうと思ってます(いつもだけど^^;)
おまけの1stは先日リマスターのSHM-CDを半額で入手したばかりで・・・
手元にない3枚目のライヴ盤は週末に買う予定ですが。

1st、2ndのアサイラムのレーベルカラーに沿った(沿わされた?)サウンドはもちろん大好きですが、
その後の独自の世界を展開していくアルバムが大好きです。
声はどんどん錆びついていくけど、
よりメロディの美しさやTOMのヴォーカルの持つ甘さが堪能できるような気がします。

買っても買わなくても(笑)
ちょっと聴き直してみようと思います^^。

紙ジャケCD化が進まないアサイラム。
これがきっかけでいろいろリリースしてくれないかなぁ(笑)

by DEBDYLAN (2010-03-11 00:33) 

parlophone

ミネちゃんさん、こんばんはー。

>この人は80年代のレインドックスしか聞いたことがなかったんですが、
>やっぱ味わいがありますね

ファースト・アルバムからすでに際立った個性ですが、それでもアサイラム時代はまだまだSSWという感じがありますよねー。

>どんどん声が枯れていきますが、セカンドあたりはスプリングスティーンに
>似ていると思いました

なるほど、それはあるかもしれませんね。
うちの娘はルイ・アームストロングと間違ってました(笑。

by parlophone (2010-03-11 22:42) 

parlophone

ryoさん、こんばんは~。

>1stのプラケを900円程度で入手しまして、酒もろくに呑めない俺が、
>なんか心地良い酔い方をしている気分になることが出来るアルバムでした

1stが900円だったらすごい得した気になりますよねー。
本人はあまり気に入ってないようですが、ぼくはやっぱり1stがいちばん好きですね^^

>ドラマ「不毛地帯」のエンディングテーマを歌っている

実際はあのときまだ26、7だったという…(笑。

>紙ジャケの質も良さげですね

紙ジャケもきちんと作ってあるし、最新リマスターなので音もじゅうぶん満足できるレヴェルですよ^^

by parlophone (2010-03-11 22:48) 

parlophone

may_rさん、こんばんはー。

>トム・ウェイツのアナログ盤を集めようと、まめにチェックしているのですが

おお、いいですね~。
アナログで聴くトム・ウェイツはまた格別でしょう。
デビュー当時日本では国内盤が出ていず、ファンの人はみんな輸入盤で聴いていたようですから、探せばけっこう出てくる気はするんですけどね~。

>内容的にはやはりファーストの『クロージング・タイム』の何となく哀愁が潜む
>楽曲が好きです

ぼくも内容的には1stがいちばん好きですね~。
「閉店時間」というアルバム・タイトルと、薄暗いバーでピアノに肘をつくトムのジャケットが内容にぴったりで、そういうところも好きです^^

>何枚か初期作品を聴いた後に、『Swordfishtrombones』を聴きました

ぼくは『ソードフィッシュ』、まだ聴いたことないんですよね~。
聴いてみたい気もするんですが、まだなかなかそこまでは行き着けません…(笑。

by parlophone (2010-03-11 22:55) 

parlophone

tetsupc2さん、こんばんはー。

>私もとりあえず【Closing Time】【Heart Of Saturday Night】
>【Nighthawks At The Diner】【Small Change】の4枚を買ってみました

おー、すごいですねー。
ぼくは上の2枚と『スモール・チェンジ』だけですよ。
全買いなんてとんでもない(笑。

>1stの完成度の高さにシビレました

ぼくもけっきょくファーストがいちばん好きですね~。

>感想お願い致しま~す!

予算が許すのなら、あと『異国の出来事』や『ブルー・ヴァレンタイン』も買って損はないと思いますよ。
ぼくは『異国』のほうが好きですが、『スモール・チェンジ』よりもうちょっとジャジーな感じだと思います。
『ブルー』になるとさらにトムの個性が前面に出て、のちのアイランド時代に繋がっていく感じがしますね~^^

by parlophone (2010-03-11 23:04) 

parlophone

DEBDYLANさん、こんばんは!
いつもnice!&comment、ありがとうございます。

>画像見て真っ先に目に付いたのは『不毛地帯』のステッカー^^;
>こういう売り出し方なのね、と思いつつ

そうなんですよねー。
CDショップで紙ジャケを見たとき、これにはぼくもびっくりしましたが、『不毛地帯』をきっかけにトムを聴く人が増えるのなら、それもいいかなあ~と。
(あ、けっきょくDEBさんがおっしゃってることと同じですね^^;)
レコード・メイカーもソフトが売れなくて、タイアップがあればそれを最大限利用したい、というところでしょうね。

イーグルスが「Ol' 55」をカヴァーしたときもトムはボロクソに言ったらしくて、その気持ちは理解できますが(笑)、でもあれをきっかけにトムの世界に入った人もたくさんいるでしょうしね~。

>彼を聴きだしたのは高校生の頃でした

すご~い。
早熟~~~^^

>その後の独自の世界を展開していくアルバムが大好きです

ぼくは3rdのライヴと『ハートアタック・アンド・ヴァイン』は聴いたことないんですよね~。
『異国』と『ブルー・ヴァレンタイン』は予算の都合で今回はパスしましたが、もちろん大好きです^^

>よりメロディの美しさやTOMのヴォーカルの持つ甘さが堪能できるような気がします

けっきょくあの声と唄い方が受け入れられるかどうかですよねー。

>紙ジャケCD化が進まないアサイラム

ほんとですよねー。
トム・ウェイツとイーグルスぐらいですか。
早くジャクソン・ブラウンやジョニ・ミッチェルを出してほしいですね~。
あとJ.D.サウザー関連とか…。

by parlophone (2010-03-11 23:17) 

soundonly

こんばんは

なにしろ中学生の頃に Rickie Lee Jones と The Manhattan Transfer を聴くというクソ生意気なガキではあったのですが、 同じ頃に Swordfishtrombone をリアルタイムで聴いたのが最初で、当時は国内盤も出ていたので殆ど買って聴いていました。Frank's Wild Years の輸入盤はDMMプレスで、冒頭の Hang on St. Christopher でノックアウト、もうどうにでもして頂戴 な気分になりました。まあ凄いです。
なのでCDはあまり持っていません。良い機会なので全部購入しようかと思っています。

以前カナダの人とおしゃべりをしていたときに日本人の私が Tom Waits を聴くと言ったら腰を抜かすほど驚かれてしまいました。アサイラム時代の Small Change 以降の4枚は歌詞を聞き取れる人にとっては劇薬のような曲と認識されているようです。Used Songs の国内盤には日本語対訳が付いています。

好きなのは Swordfishtrombone ~ Rain Dogs ~ Frank's Wild Years なんですが、Used Songs も曲が始まるともう途中で止められません。。。
by soundonly (2010-03-12 00:27) 

parlophone

soundonlyさん、こんばんはー。

中学生ですかー。
マントランもずいぶん大人びてるけど、リッキー・リーにトム・ウェイツってどんな中学生だったんでしょうねー^^;

>。Frank's Wild Years の輸入盤はDMMプレスで、冒頭の
Hang on St. Christopher でノックアウト、もうどうにでもして頂戴 な気分

このあたりは聴いたことがないので、聴いてみたいような、ちょっとコワいような(笑)ですねー。

>アサイラム時代の Small Change 以降の4枚は歌詞を聞き取れる人にとっては
>劇薬のような曲と認識されているようです

おお、そうなんですか。
曲も強烈だけど歌詞も強烈ってことですね。
たしかに、「スモール・チェンジ」あたりもスゴイ歌詞ですもんね。

>好きなのは Swordfishtrombone ~ Rain Dogs ~ Frank's Wild Years
なんですが

機会があったらぜひ『ソードフィッシュ』、聴いてみたいと思います^^

by parlophone (2010-03-13 22:51) 

Backstreets

遼さん、こんばんは。
酒場にたむろする人々の心情や孤独感、ひいては人生模様を独特の鋭い観察眼で描き出したトム・ウェイツ。ジャズやブルースにこだわった音楽性は同時代のシンガー・ソング・ライターと明らかに雰囲気も曲調も異なり、異彩を放つ存在でした。
音楽性の幅を広げ、アヴァンギャルドな感覚を醸し出したアイランド移籍以降の評価が高いようですが、個人的にはシンガー・ソング・ライターの雰囲気が僅かに窺えるアサイラム・イヤーズのほうが好みです。
by Backstreets (2010-03-28 18:04) 

parlophone

Backstreetsさん、こんばんはー。
お返事遅くなって申し訳ありません。

>酒場にたむろする人々の心情や孤独感、ひいては人生模様を独特の鋭い観察眼で
>描き出したトム・ウェイツ

まさにBackstreetsさんのこの表現がトム・ウェイツの初期の音楽性を見事に言い表していますね^^
ほんとうにほかのシンガー・ソングライターとは一線を画す存在でした。

>個人的にはシンガー・ソング・ライターの雰囲気が僅かに窺えるアサイラム・イヤーズ

そうですねー。
ある意味そこからどう音楽性を発展させていくかというところがトムの音楽活動の大きな分岐点だったと思うんですが、その点ではかれの変身は大成功だったと思います。
ただアサイラム・イヤーズがあったからアイランド・イヤーズもあるわけで、老成しているようで、それでもやはり瑞々しい感受性の表れた初期の作品群は魅力的ですよね。

by parlophone (2010-03-31 21:58) 

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