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ビートルズ・リマスターCDを聴く Part4 『プリーズ・プリーズ・ミー』編 [BEATLES]

9月は最近では珍しく10回更新することができた。
しかもそのすべてがビートルズの関連記事だった。
こんなことは今まで一度もなかったし、これからもおそらくないだろう。
ところがけっこうたくさんの方にこれらの記事を読んでいただいているのである。
さすがビートルズとしかいいようがない。

新しいリマスター盤について書きたいことはまだまだたくさんある。
とくに『ホワイト・アルバム』や『アビイ・ロード』のステレオ盤はじつに見事なリマスタリングだった。
けれども比較試聴というのは集中して聴くからとっても疲れるんですね。
それに、とっかえひっかえ聴いているうちにだんだん不安にもなってくる。
はたしてぼくが今感じているこの印象はほんとうに正しいのだろうかとか、50代も半ばになると耳も確実に衰えているはずだから、若いころに聞こえた音楽がいまは聞こえなくなっているんじゃないか、とかね。

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で、そろそろ最後にしようかなと思っているのだが、きょうはファースト・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』をいろいろと比較してみるつもりだった。
MASAさんから「ゴールド・パーロフォンとの比較は遼さんあたりにお任せ」てなことを言われたということもあるからだ。
ところが、あれこれ聴いているうちにだんだん比較なんてどうでもよくなってきた(笑。
初期のビートルズだけがもつ音楽のすごさに圧倒されてしまったのだ。

さっきちょっと数えてみたら、ぼくは『PPM』を全部で17枚もっている。

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(UKアナログ盤。左上から反時計回りに、右アンガスのゴールド・モノ。
 4thプレスのイエロー・パーロフォン。スモール・ロゴの5thプレス。
 ほぼ同じ時期のスモール・ロゴのステレオ盤。
 そして70年代のシルヴァー・パーロフォン)

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(こちらは国内盤。同じく左上から反時計回りに、来日記念盤として出たオデオンの赤盤。
 69年に再プレスされたアップル盤。76年の旗帯UK統一ジャケット・ステレオ盤。
 82年のモノラル細帯盤。86年のモノラル太帯盤。
 そしてぼくがもっている唯一のUS盤であるモービル盤)

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(CDは左上から、ボックス盤。ロゴがパーロフォンに変わったEMI100周年盤。
 今回のステレオ・リマスター盤。同じくモノラル盤。
 ブートのステレオ盤紙ジャケ。同じくモービル盤紙ジャケ)

で、古い国内盤の歌詞カードやCDの解説などを読み返したりしてるうちに、いろいろなことが想い出されてきたんですね。
最初にこのアルバムを聴いたときにあまりピンと来ないままに終わってしまったこととか、中学のころからレコード・ショップでずーっと見てた『ステレオ! これがビートルズだ Vol.1』を初めて聴いたら、あまりの変な音にびっくりしたこととか、UK盤を集め始めたころのオリジナル盤を手にしたときの胸の高鳴りとか、ゴールド・パーロフォンの音にそれこそぶっ飛んだこととか…。
そうやってリマスター盤を聴いてるうちに、やっぱりビートルズってすごいよなあ、ってあらてめて感動してしまったのである。

でもどうでもいい、じゃMASAさんにもこれを読んでくださっている方にも申し訳ないので、UKのオリジナル盤と比較して感じたことをひとことだけ書いておこう。

リマスター盤はさすが、である。
ステレオ盤は低域がやや過度に強調されている気がするが、UKオリジナル盤とくらべてもちっとも聴き劣りがしないと思う。
モノラル盤。
こちらもCDだけ聴いていれば、まったく不満はない。
じつによくできているし、音が塊でぶつかってくるオリジナル・アナログ盤の雰囲気がよく出ている。
ただ、ゴールド・パーロフォンと比べると、やはり違うんですね(笑。
まず鮮度が違う。
聴いたことのない方は信じられないかもしれないけれど、ジャケットもボロボロだし、傷もけっこうあってけっして美品とはいえないようなレコードから、とんでもない鮮度の高い音が出てくるのだ。
これはうちに遊びに来た息子の友だちもみんな口を揃えて言う(みんな吹奏楽団の団員です)。
低域もCDより出るし、いちばんの違いは高域の伸びだ。
手拍子やギターもじつにリアル。
これだけはやっぱりオリジナルのすごさだなあ。

ということで、以下は興味のある方だけお読みください(笑。

以前「ビートルズのアナログ盤」のコーナーでも書いたように、長いあいだわが国ではビートルズのデビュー・アルバムというと、ハーフ・シャドウの4人が浮かび上がる『ザ・ビートルズ!』というアルバムだった。
ぼくが上で「初めて聴いたときあまりピンと来なかった」みたいなことを書いたのはそういう理由があるからである。
では、『プリーズ・プリーズ・ミー』というアルバムはわが国ではどんなふうに受容されてきたのだろうか。
たとえば76年の旗帯盤で解説の木崎義二は次のように書いている。
このアルバムでの彼らはその後のビートルズ・ミュージックの片鱗を聴かせながらも、アメリカのリズム・アンド・ブルースやロックン・ロールに刺激された素朴なビート・ミュージックを聴かせてくれる。(中略) ミュージック・クリエーターに成長した現在のジョン、ポール、ジョージ、リンゴからは想像もできない、若き日のありあまったエネルギーがここに集約されているといっても過言ではない

86年のモノラル盤の解説(ビートルズ・シネ・クラブ サウンド研究会)では、
従来のこのアルバムに対する評価は、『粗削り』、『不完全』、『カバー曲に対する依存度が高すぎる』といったものが中心で、デビュー・アルバムであるという以上の積極的な評価は受けていないようだ
というぐあいで、当時の素朴なアルバム観が述べられている。

これが87年の初CD化につけられた新しい解説(猪俣憲司/根木正隆)になると
…収録曲の半数以上が自作という点も当時としては非常に珍しく、又、カバーにおいても一般的に認知されていない曲を、いかにも自分達の持ち味を発揮し、オリジナル作品より数段高い完成度を誇っていることで、デビュー・アルバムとは言え注目を集めた
というように、音楽やアルバムそのものの評価より、ポピュラー・ミュージック史のなかでビートルズのアルバムの価値を捉え直そうとする視点に転換しているのがわかる。

98年のEMI100周年盤(解説はザ・ビートルズ・クラブ 文責/北野智行)では、もはや事実にかんする叙述のみで、アルバムに対する評価は慎重に避けられている。

では楽曲に対する評価はどうだろうか。
初期のジョンの作品としては珍しく内省的な歌詞と、ジョンとポールのハーモニーが特徴的な「There's a Place」を見てみよう。

まず76年盤。
…ハーモニカをフィーチャーするところなども、いかにもビートルズ初期といった感じである。しかし、一見なんの変哲もないこの曲も、じっくり聴いていくと、既に後年の彼らを暗示させる音の創りを随所で披露している。リード・ヴォーカルはジョンとポール
ちょっと弱いがさすが木崎義二である(笑。

86年盤。
なんの特徴もない曲のようだが、じっくり聴けば聴くほど深みが出てくる。ボーカルはジョンとポール
気持ちの入っていない解説の見本のような文章だ(笑。

87年CD。
大部分をジョンが手掛けた作品で、初期のビートルズを象徴するジョンとポールのコーラス・ナンバー
事実のみを述べるにとどめている。

98年CD盤。
ジョンの作品で、リード・ヴォーカルもジョン。リトル・リチャード直伝といわれるファルセット・ヴォーカルをとりいれている。『心のなかにひとりで閉じこもっていれば時間は存在しなくなる』『悲しみも悲観的な未来もない』といった表現は、同時期の作品のなかではもっとも注目すべき詞作である
はじめて歌詞に着目している。

09年盤(監修/ザ・ビートルズ・クラブ代表 斉藤早苗 文責/葉山真(ザ・ビートルズ・クラブ編集室)。
全編をジョンとポールがヴォーカルを分け合っている。このふたりとも主旋律のようなヴォーカル・スタイルはエヴァリー・ブラザースから影響を受けている。(中略)『心が落ち込んだときに行く場所がある』というようなことを歌った内省的な歌詞はジョンの性格を色濃く映している。リンゴがエンディングでみせる多彩なドラミングも聴きどころのひとつ
さすが最新解説はよく考えられている。

では最後に「ツイスト・アンド・シャウト」の訳詞の変遷をご覧ください。
これは新しいほうからいきましょう(一部抜粋)。

まず09年盤(奥田祐士 訳)。
 さあ盛り上がろうぜベイビー
 ツイストで騒ごう
 さあさあさあさあベイビー
 めいっぱいやろうじゃないか

 踊るならツイストさ
 ツイストうまいじゃん
 さあもっとそばで踊りなよ
 そうすりゃおまえはおれのもの


87年盤(内田久美子)
 さあ シェイクだ ベイビー
 ツイストしてシャウト
 ぼんやりしないで ベイビー
 ほら 体を動かせよ

 ツイストの上手なかわいい娘
 君のツイストときたら最高だ
 ねえ もっとそばにおいで
 君はもう俺のもんさ


86年盤(山本安見)
 さあ シェイクしようぜ baby
 (シェイクしようよ baby)
 ツイストして シャウトさ
 (ツイストして シャウトさ)
 さあ さあ おいでよ baby
 さあ きみもやってごらん!

 ツイストの好きなイカシた娘
 きみって なんてうまいんだ!
 さあ もっと傍においでよ
 オレに惚れてるってとこ 見せておくれ


76年盤(水木マリ)
 ウェル 身体を 揺って
 腰をひねって、叫んで
 カモン、カモン、ベイビー、さあ
 カモン、踊り狂おうぜ

 そう腰をひねって、かわいこちゃん
 ユーのツイスト、カッコイイゼ
 カモン、もっと近くに寄りそってツイストしようよ
 そして、ユーがおれのものだって言ってくれよ


訳者個人の資質もあるんだろうけれど、やっぱり時代性なんだろう、古くなるにしたがって直截的になるよね。
個人的には「ユーのツイスト、カッコイイゼ」にシビレます(笑。
「And let me know that you're mine」を「オレに惚れてるってとこ 見せておくれ」と訳した山本安見の感性もすばらしいなあ。

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tetsupc2

遼さんこんばんは!
うっひょ~スゴイですね。PPMだけで17枚ですか~
私もこのタイトルは結構持っていますがさすがに17枚も持っていません・・・
まぁ国内盤をかなり処分したのでかなり少なくなったのですが、、、でもビートルズはお金の掛かるバンドですよね。未だに中古レコ店に行ったら必ずビートルズの棚は見ますし、たとえ既に持っているものでもコンディションが良かったりプライスが安いと買ってしまうんですよね~
ところで聴き比べ大変ですよね、、、何枚もとっかえひっかえでそのうち思わぬトラブルで傷つけたりしたり・・・慎重に扱ってはいるもののそういう時に限って落としてしまったりと苦い思いは沢山あります。
今回のリマスターCDは私的には全て聴いた上でこれはもうCDフォーマット限界ギリギリまで引き上げているかなり完成度の高い物だと思いました。これ以上は今のCDではもう無理かと思いますね。それでも賛否両論があるのはどんなにすごいリマスターでも好みは人それぞれにあるので永遠に無理ではないのかなぁ・・・なんて思います。
今年ビートルズの最新リマスターが聴けた事に幸せを感じる事が出来たのが私は感激しています。MASAさんが書かれていたけど今後数年後にはCDに変わる新しいフォーマットで発売される時には今よりよりリアルに再生出来るようになるかも?ですね。それまではこのリマスターCDで楽しみますよ( ^o^)ホッ=3

by tetsupc2 (2009-10-03 21:01) 

parlophone

tetsupc2さん、こんばんはー。
nice!&comment ありがとうございました。

>PPMだけで17枚ですか~

ねー^^;
じぶんでもびっくりしてしまいますが、ピンと来なかったアルバムがいつの間にか大好きなアルバムになってしまったんですよね。
気がついたら17枚です(笑。

>CDフォーマット限界ギリギリまで引き上げているかなり完成度の高い物だ
>と思いました

ぼくもまったく同意見です。
現在望みうるかぎりの最上のリマスタリングだと思います。
CDというフォーマットが世の中から消えてなくならないかぎり、あと20年は大丈夫なんじゃないでしょうか。
(いや10年かな…^^;)

>賛否両論があるのはどんなにすごいリマスターでも…無理ではないのかなぁ

ぼくもそう思いますね。
10人いたら10人がみんな満足ってことはないでしょうね。

>今年ビートルズの最新リマスターが聴けた事に幸せを感じる事が出来た

いや~、ほんとそうですよ。
45年前からビートルズを聴いてきましたが、こんなふうに今でも楽しめるなんて、当時は思ってもいませんでした~(笑。
by parlophone (2009-10-03 22:38) 

MASA

いやー、17枚もお持ちですか!すごいですねえ〜。
でもやっぱり金モノにはどうしたって敵わないんでしょうね。
もう今から買おうとはあんまり思いませんが、昔無理してでも買っておくんだったなあ、とちょっと後悔です^^;

このアルバム限らず、評価って時代と共に相対的に変わりますね。
聴く世代が変わればこれは当然なのかも知れませんが。

それにしても'76年の対訳、スゴイなあ〜。
「ユー」って(笑)。
歌詞の主人公はジャニー喜多川か「おそ松くん」のイヤミ?(笑)。
by MASA (2009-10-04 00:21) 

parlophone

MASAさん、こんばんはー。

>いやー、17枚もお持ちですか!すごいですねえ〜

え? MASAさんもLP、CD合わせたらそれくらいになりません?
おかしいなあ^^;

でもまあ好きですからねー。
『ステレオ! これがビートルズ』なんてまず聴くことはありませんが、ジャケットや帯を眺めているだけでも楽しいですからね(笑。

>でもやっぱり金モノにはどうしたって敵わないんでしょうね

ですねー。
これだけはもうはっきり違います。
ノイさんによると金ステはリミックスしない分、さらに鮮度が高いそうですが、コンディションのいいものは家が買えるくらいの値段だそうですから…(笑。

>このアルバム限らず、評価って時代と共に相対的に変わりますね

ただこのアルバムのばあい、初CD化ぐらいのころに再評価というか、単にデビュー・アルバムっていうだけじゃなくて、やっぱりスゲーんだ、みたいな、まあ一種のブームがあったような感じがしますね。

>「ユー」って(笑)
>歌詞の主人公はジャニー喜多川か「おそ松くん」のイヤミ?(笑)

うける~(笑。
たしかにジャニー喜多川かイヤミだー!
by parlophone (2009-10-04 01:37) 

Jun-Chan

期待して毎週、読ませていただいています。
英国オリジナルLPって、そんなに迫力があるんですね。一回は聞き比べをしてみたいもんです。
やっとリマスター盤が手に入ったので、毎日聴いていますが、このプリーズ・プリーズ・ミー・ステレオ国内盤を初めて聞いた時のことを思い出していました。
 当時、高校2年生(1969年のことですが)で、ジョンの歌詞間違いと笑い含みの部分に気がついた時は「えっ」と思いましたね。こんなのあり?
曲順的には、国内盤「ザ・ビートルズ」の印象が未だに耳に残っています。
リアルタイムで買ったLPはアビーロードとレット・イット・ビーですが、1969年の数ヶ月で一気に友達からLPを聞いて、覚えていったことを思い出しますねぇ~。

 遼さんの今日のコラムを読んでいるとビートルズ史を読んでいるようです。確かにもうすぐ50年ですから歴史になったことも事実ですけどね。
ありがとうございました。もっともっとビートルズに関する話題を書き綴ってください。
 
by Jun-Chan (2009-10-04 02:02) 

氷春友

『プリーズ・プリーズ・ミー』を全部で17枚-すごいですね!!!
僕もこのタイトルを複数所有しているのですが、到底及びません(^^;。

>リマスター盤はさすが、である。
最終的に僕もその意見にたどり着きました(なんだかんだ言っても)。
当初は困惑するところもあったのですが、これは現在のCDリマスタリングの最高水準であると…。

この記事を読んで、内容の充実さと、
なんていうか…「THE BEATLESってすごい。いいよな~」と思わせてくれる文章で
感動しました。

「ツイスト・アンド・シャウト」の訳詞ですが、
確かにこの曲はシンプルなだけに日本語に訳しづらいですよね。
09年盤の訳は全体的に英語に忠実に見直されているようですね。
by 氷春友 (2009-10-04 14:45) 

Cold Sun

遼さん、こんにちは
80年代、「ナゲッツ」や「ペブルス」など(60’sビート・ガレージ集のコンピレーション・アルバム)が次々とリリースされ、世界中に面白いビート・グループ(日本のGSも)がいたことが認知されました。で、そのルーツを辿ったらビートルズの『プリーズ・プリーズ・ミー』ではないかと、多分、87年の初CD化の解説の再評価もそんな時代の変化かもしれませんね。ビート・ガレージのファンはオリジナル曲とカヴァーが半々くらいのアルバムが最も面白く感じるそうです。

「サージェント」のあと「マジカル」「リボルバー」「ホワイト」「モノBOX(近所のレンタル店ゲオにポツンと一個有りました。)」と買ってしまいました。
ビートルズってブリティッシュ・ロックだったんだ~
ISLAND、VERTIGO、DECCA、DERAM、FONTANA、etc~英国ロックのオリジナル盤を聴いているような音空間、一聴すると地味に聴こえるが、英国の気候風土を感じさせる最高のリマスター!ですね。私は十分満足でした。
by Cold Sun (2009-10-04 15:40) 

parlophone

Jun-Chanさん、こんばんはー。

>英国オリジナルLPって、そんなに迫力があるんですね

枝番が同じ-1なのでラッカー盤は同じなんですが、ゴールドとイエローでは明らかに音が違うんですよね。
これはほんとにびっくりします。

>このプリーズ・プリーズ・ミー・ステレオ国内盤…当時、高校2年生
>(1969年のことですが)

ということは『ステレオ! これがビートルズVol.1』ですね。
あれはへんてこなレコードでしたね(笑。
どうしてあんなにピッチが速いんでしょう?

>ジョンの歌詞間違いと笑い含みの部分に気がついた時は「えっ」と思いましたね

いろんなところで書いてるんですが、じつはぼくがビートルズのレコードを集めようと思ったきっかけがそれなんです。
じぶんのもってるCDを聴いてみたらジョンが間違えてないんで、あれー、これはアナログ盤を買うしかないなと思った(笑。

>リアルタイムで買ったLPはアビーロードとレット・イット・ビーですが

ぼくが『マジカル』と『ホワイト』ですから、ほとんどいっしょの時期ですね。
68年でした。

>遼さんの今日のコラムを読んでいるとビートルズ史を読んでいるようです

ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします^^
by parlophone (2009-10-04 22:29) 

parlophone

氷春友さん、こんばんはー。

>僕もこのタイトルを複数所有しているのですが、到底及びません(^^;

なんかほんとうのコレクターみたいで(つまり音楽よりコレクションが目的になってるみたいで)お恥ずかしいです^^;

>現在のCDリマスタリングの最高水準であると…

ですよね。
店頭効果やOn Airの派手さをねらうんじゃなくて、自宅でじっくりと耳を傾ける人を想定して行った丁寧なマスタリングだと思います。

>なんていうか…「THE BEATLESってすごい。いいよな~」と思わせてくれる文章で
>感動しました

お褒めいただいてありがとうございます。
なかなかそういう文章がかけないんで、そういっていただくとすごくうれしいです^^

>訳詞ですが、確かにこの曲はシンプルなだけに日本語に訳しづらいですよね

個人的には王様の「ひねってワオ!」というのも好きなんですけどね(笑。
by parlophone (2009-10-04 22:42) 

parlophone

Cold Sunさん、こんばんは!

>80年代、「ナゲッツ」や「ペブルス」など(60'sビート・ガレージ集の
>コンピレーション・アルバム)が次々とリリース
>そのルーツを辿ったらビートルズの『プリーズ・プリーズ・ミー』ではないか

なるほどー、そういう音楽史の視点があったんですね。
ぼくはビート・ガレージというのも初めて聴くことばで、雰囲気はなんとなく想像できますが、そのルーツが『PPM』というのはじつにおもしろいです。
ぼくらがイメージするビートルズの、その最初のアイデンティティというのは『ア・ハード・デイズ・ナイト』で確立するんじゃないかと思うんですが、初期の2枚は、その前の疾走するビート・バンドみたいな側面を色濃く残してますよね。
そのあたりのがむしゃらに前に進んでいくエネルギーみたいなものを、今回のリマスターで改めて感じました。

>「サージェント」のあと「マジカル」「リボルバー」「ホワイト」
>「モノBOX(近所のレンタル店ゲオにポツンと一個有りました。)」と
>買ってしまいました

わあ、けっきょくたくさん買っちゃったんですね~♪
このへんがやっぱりビートルズのパワーかなあ。

>ISLAND、VERTIGO、DECCA、DERAM、FONTANA、etc~
>英国ロックのオリジナル盤

ぼくはこのなかではISLANDとDECCAしかもってませんが、たしかにブリティッシュ・ロック特有の味わいは感じますね。

>一聴すると地味に聴こえるが、英国の気候風土を感じさせる最高のリマスター!

いや~、これは今回のリマスターに対する最高の褒めことばじゃないでしょうか^^

by parlophone (2009-10-04 22:58) 

John 博多

しかし、いつの頃からビートルズの偉大さが残念ながら認知されるようになったのか、僕が高校1年だった ’65年、「私はビートルズのファンです」と言ったとき、その場が凍り付いたのを今でも忘れられない、そしてその時の快感を。
彼らの偉大さが認識され始めたのはやはり「St.Pepper's」あたりからか?「ビートルズ!」「ビートルズNo2」「ア・ハードデイズ・ナイト」頃までは自分にとっては ‘阿片’ だったビートルズ、それ以降は 阿片にはなりえなかった、聞かなければ落ち着かない迄もなくなった。とりあえずレコードは買い続けたけれど、かってほどに燃え上がることは無かった。ファンを残してどんどん先に行くビートルズを悲しく思った。「イェスタデイ」に幻滅し、「デジー、ミス・リジー」に舞上がった自分が居た。そしてそれから40数年後、今ここに、商業主義に抵抗出来ない自分がいる。
by John 博多 (2009-10-09 22:12) 

parlophone

John 博多さん、はじめまして。
ようこそいらっしゃいました。
管理人の遼(parlophone)と申します。
'65年に高校1年というと、ぼくより5つぐらい先輩だと思います。
これからもよろしくお願いします。

>「私はビートルズのファンです」と言ったとき、その場が凍り付いたのを
>今でも忘れられない

そうですかー。
年代の差もあり、地域差もあるのでしょうね。
ぼくのころはクラスのなかにたくさんのファンがいて、校内放送でもけっこうかかってましたねー。
まあ以前記事でも書いたんですが、放送部にはワタナベさんという最強のビートルメイニアもいましたし…(笑。

>ファンを残してどんどん先に行くビートルズを悲しく思った

あ、これはぼくにもわかります。
サージェントのころはそんな感じでした。

>今ここに、商業主義に抵抗出来ない自分がいる

いずれにしてもリマスターでビートルズを久しぶりに聴き直した方も多いんじゃないでしょうか。
かくいうぼくもふだんはめったにビートルズは聴きませんから、世間がビートルズでわいわい盛り上がっているのも含めて、今回のリマスターは楽しい体験でした^^
by parlophone (2009-10-09 23:56) 

Cold Sun

遼さん、ガレージとは?
英国のビート・ロックを聴いて感化された米国のティーン達が、自宅のガレージでバンドの練習をやっていたことから来ています。70年代英国オリジナル・パンクのチープで荒っぽい音楽性に近いんで、最近はガレージ・パンクとも言われます。
マイナーレーベルが発達していた米国では、レコードをリリース出来たローカル・バンドも数多いです。65~66年をガレージ・バンドの時代、67~68年をガレージ・サイケの時代と言われてます。「ラバー・ソウル」~「ホワイト・アルバム」の頃ですね。
日本だとエレキ・バンド~グループ・サウンズの時代。近所のお兄さん達が倉庫でテケテケ♪ドタバタ♪演奏してたのを憶えています。
ところで、レココレ10月号のロッキー・エリクソン(13TH FLOOR ELEVATORS)の記事を読んで思ったことは、ほとんど天然サイケな60年代米国産バンドに比べ、ビートルズのアルバムって非常に計算され洗練されたアシッドロックだったと・・・
今回のリマスターで感じました。習慣性があり、なんか買わされてるような~
by Cold Sun (2009-10-10 16:59) 

John 博多

遼さん、これからもよろしくお願いします。私は今年還暦の49年生まれです。やはり地域差というのがあるのでしょうか、田舎の僕の高校(ちなみに武田鉄矢は同学年)の校内放送でビートルズがかかったことはありません。当時ビートルズのファンは女の子が大半で、僕のような男子はファンであることを公言するのが気恥ずかしいところがありました。女はビートルズ、男はストーンズ、という風潮もありました。なんか今では考えられませんけど・・・・。いい男が「スマップのファンです」なんて言いにくいですよね、そんな感じ・・・。
by John 博多 (2009-10-10 20:44) 

parlophone

Cold Sunさん、こんばんはー。

>英国のビート・ロックを聴いて感化された米国のティーン達が、
>自宅のガレージでバンドの練習をやっていたことから来ています

あ、いわゆるガレージ・バンド、ガレージ・パンクのことですね?
すみません、ビート・ガレージという言い方に耳なじみがなかったので、あんな表現になりました。
でも、おかげでいままでなんとなくわかったつもりでいたことが、きちんと整理できました。
ありがとうございました^^

>65~66年をガレージ・バンドの時代、67~68年をガレージ・サイケの時代
>と言われてます
>「ラバー・ソウル」~「ホワイト・アルバム」の頃ですね

なるほど~。
そういうことになりますね。
デトロイトでMC5やストゥージスが叫びを上げていたころって、ビートルズでいえばそういう時代ということになるんですね。
じつに興味深いです。

>ビートルズのアルバムって非常に計算され洗練されたアシッドロックだった

ふむふむ、そうですよね。
そこにはおそらくジョージ・マーティンの音楽的教養に基づいた(おそらく無意識的かつ)冷静なコンセプトが寄与していたんでしょう。
そう考えると、デッカがビートルズと契約してたら、ここまですごいバンドにはなっていなかったかもしれない…。
いやいや歴史ってやつはほんとに恐るべきものですね。
まったく人知を超えている…。

ありがとうございました^^
by parlophone (2009-10-11 00:33) 

parlophone

John 博多さん、どうもです。

>私は今年還暦の49年生まれです

おお、ぼくはけっこう47年生まれの友人が多いのですが、そういった方々とほぼ同世代ということですね。

>田舎の僕の高校(ちなみに武田鉄矢は同学年)の校内放送でビートルズがかかった
>ことはありません

おお、そうだったんですか。
ぼくは熊本の中学生でしたが、同級生がどんな音楽を聴いていたかというのはあまり覚えてないんですね。
記憶に残っているのは、クラシックを聴いてたやつがけっこういたのと、セルジオ・メンデス&ブラジル66とか、ハーブ・アルパートとティファナ・ブラスとか、あとはモンキーズ…。
放送部の先輩が貸してくれたのはヤング・ラスカルズ…。
意外とストーンズのファンっていなかったんですよね。

>いい男が「スマップのファンです」なんて言いにくいですよね

あ、それはなんとなくわかります(笑。
でも中学2年のころ、たぶんそれまでは「♪クロージョライ~ ザンダキッシュー」てな感じで聞こえてた歌詞をぼくが「♪クローズユアアイズ アンダイキスユー」と歌ってたら周りの友だちが、「その歌ってそんな歌詞やったん? おまえが歌うとわかりやすいわ~(笑」と言ってたのを覚えてますから、みんなけっこうビートルズは聴いてましたねー^^
by parlophone (2009-10-11 00:47) 

DEBDYLAN

遼さん、こんばんは^^。

『PPM』だけでどんだけ持ってるんすか!!
いやぁ、素でビックリしてます(笑)

初期のビートルズが好きだったりする僕なんで、
1stや2ndのオリジナル、カヴァー入り乱れた選曲を楽しんで聴いてます。
1番ライヴ・バンドを感じさせてくれる時期ってのもあるんですが^^。

3rdの完成度の高さ(っていうかジョンのテンションの高さ)が、
初期だけじゃなくキャリアの中でも、
ピークの1つにあげていいんじゃないかと思ってるんですが。

まだ記事にしてないんですが、
リマスター盤(MONO)を聴いた印象は、
音がスッキリしてるなって感じです。

今まで聴いたコトがないオリジナル・モノの音を、
いろんなトコでレヴューとして文字で読んでて、
自分なりに荒々しい音なんかも勝手に想像してたんですが、
ソレが極端だったんでしょうか?(苦笑)

で不満かというと満足してて^^。
ちゃんと音の塊として耳に届いてくる事実に興奮してます^^。

最近は他の音を聴いてるんだけど、
そろそろもう1度聴いてみようと思ってます^^。

話変わるけど、
遼さんもF.F.B.好きなんですね^^。

僕もF.F.B.というかグラム・パーソンズ好きですw
紙ジャケCDまだ買ってないけど^^;

by DEBDYLAN (2009-10-11 00:48) 

John 博多

遼さん、どーも

<ぼくは熊本の中学生でしたが、同級生がどんな音楽を聴いていたかというのはあまり・・

私がポプピュラー・ソングを聴き始めたのは確か中一の夏頃だったと記憶してます(何しろ大昔のことなので)、当時ひとクラスには40人以上の生徒がいたのですが、洋楽を聴いていたのは僕以外ほとんどいなかったようです(クラッシクは不明)。そのころはクリフ・リチャード、フォー・シーズンス、ブラザース・フォア、それとプレスリーがヒットチャートをにぎわしていました。
シングル盤「抱きしめたい」を330円を相当無理して買ったのですが、A面よりもB面の「こいつ」の方が好きになり、それこそB盤がすり切れるほど聞きました。B曲の曲がこんなに好きになるならば、と小遣いをためて買ったのがLP盤「ザ・ビートルズ!」でした。それから「レボルバー」まで、予約をして買い続けたのですが、「レボルバー」後のLPを買うまでは数年の合間が生じました。エレクトロニクスを駆使した「レボルバー」をよく理解できなかったのです。当時の高校生に1.800円はきつかったのです。「アーティストはファンを置き去りにして進化する」、これが結論でした。そして、数年後、偶然「オー・ダーリン」を聞いて驚きました。『ナンダ、自分が好きだったビートルズに戻ってるョ!』。
それから漸次、それまで持ってなかったレコードを購入したのですが、どんなに聞いても、最初に出会った時のあの感動を再び得ることはありませんでした。今、全曲に通じてオールマイティーに堪能しているファン達がいるのを知ってうらやましく思っています。
自分にとって、オデオン盤のLP「ビートルズ!」「ビートルズNo2」「ア・ハード・デイズ・ナイト」、これ3枚が全てです。
リマスター盤は封におさまったまま飾ってます。

by John 博多 (2009-10-11 11:03) 

Cold Sun

遼さん、こちらこそ言葉たらずで、すいませんでした。
米国60年代のバンドにガレージ・パンクの名称を使うのが、ちょっと嫌なんで~
何でもかんでもパンク、パンクって使いすぎ、最近プロッグロックと変な名称で言われているプログレと似たようなものですね。
ぶっ壊しただけの英国パンクと、MC5やストゥージスを比べたら、断然MC5やストゥージスを取ります。イギー・ポップって意外な所(映画や音盤)に参加していて面白いですね。
本家英国パンク勢のデビューした77年頃では、米国のテレヴィジョン、スーサイド、クロームほうが好みです。後の英国ニューウェーブ勢は大好きでした。

>デッカがビートルズと契約してたら、ここまですごいバンドにはなっていなかったかもしれない…。

私も、そう思います。
「リボルバー」までは出たかもしれませんが、創造「サージェント」と、その後の破壊美「ホワイト・アルバム」は絶対に出てこないでしょうね。
面白いことにプログレファンは「サージェント」好きで、パンクファンは「ホワイト・アルバム」が好みなんですね。
by Cold Sun (2009-10-11 19:36) 

parlophone

DEBDYLANさん、こんばんはー。

>『PPM』だけでどんだけ持ってるんすか!!

ねー^^;
自分でもちょっとびっくりしました。
まあ名盤ですからね(笑。
はっきり言ってモノはゴールドがあればあとは要りませんけどね。

>初期のビートルズが好きだったりする僕なんで

ぼくは圧倒的に中期から後期(リヴォルヴァー~サージェント~マジカル~ホワイト~アビイ)が大好きなんですけど、1stと2ndは外せないんですよねー。

>リマスター盤(MONO)を聴いた印象は、音がスッキリしてるなって感じです
>ちゃんと音の塊として耳に届いてくる事実に興奮してます^^

なるほど~、そうかもしれませんね。
リマスターCDはオリジナル・アナログ盤に比べるとスッキリしてるかもしれません。
でもちゃんと塊としてガッツのある音で響いてきますよね。

>僕もF.F.B.というかグラム・パーソンズ好きですw

おお!そうなんですか。
ぼくもF.F.B.というよりグラム・パーソンズが好きなんですよね^^
もうすぐ記事にしますので、そのときはよろしく~♪
by parlophone (2009-10-11 22:17) 

parlophone

John 博多さん、どうもです。

>私がポプピュラー・ソングを聴き始めたのは確か中一の夏頃だったと記憶してます

ぼくは父も母も音楽が好きだったので、ものごころついたときには音楽を聴いていました。
NHKの土曜夜の『夢で逢いましょう』なんかは必ず見ていて、坂本九、田辺靖男、九重由美子、梓みちよ、ダーク・ダックス、デューク・エイセス、ジェリー藤尾、パラキン(ダニー飯田とパラダイス・キング)、中村八大なんかがオリジナルや欧米のポップスのカヴァーをやってるのを聴いてました。
最初にシングル盤を買ったのが小学校の3年ぐらいのときでしょうか。

>クリフ・リチャード、フォー・シーズンス、ブラザース・フォア、それとプレスリー

そういえばぼくの4~5歳上の人でブラフォーの大ファンという人もいましたね。
クリフはぼくも大好きでした。

>「アーティストはファンを置き去りにして進化する」、これが結論でした

それはよ~くわかります(笑。
ただぼくのばあいはサージェントもホワイトもすんなり入ってきたので幸せでしたね^^

>最初に出会った時のあの感動を再び得ることはありませんでした

感受性のいちばん鋭かったころに感銘を受けた音楽は特別ですよね。
ぼくも50代になってからいろんな音楽を聴いていますが、やはり十代のときに聴いたものほど心を揺さぶられることはありません。
残念ですけれど、そういうものなんでしょうね。
by parlophone (2009-10-11 22:31) 

parlophone

Cold Sunさん、こんばんは♪。

>こちらこそ言葉たらずで、すいませんでした

とんでもないです。
おかげで未整理の知識がすっきりしたし、すごく勉強になりました。

>何でもかんでもパンク、パンクって使いすぎ

たしかにそうですよね。
スノビッシュになりすぎた一部の音楽の世界にプリミティヴなパワーとシンプルな美しさを取り戻す、という意味ではパンクというのはほんとうに意味があったと思うんですが、それまでの価値観をぶっ壊すものをすべてパンクと呼んでいいのか、という感じはぼくもしてます。

>イギー・ポップって意外な所(映画や音盤)に参加していて面白いですね

いやー、かれはやはり天才だと思いますねー。

>面白いことにプログレファンは「サージェント」好きで、
>パンクファンは「ホワイト・アルバム」が好みなんですね

ええっ! そうなんですか!
ぼくのベスト・ワンは『ホワイト』だから、ぼくはやっぱりパンク・ファンなのか~(笑。
by parlophone (2009-10-11 23:19) 

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