So-net無料ブログ作成

デス・プルーフ in グラインドハウス [ぼくのシネマノート]

3月にスカパーと契約しておよそ5か月が経過した。
アンテナと配線工事は無料だったが、せっかくのCS/BSチューナーだからと思ってBSの配線をそれとなく頼んでみると、やっぱり婉曲的に断られた(笑。
しかたなくBSについては自分で配線を行い、デジタルWOWOWも約1か月半の無料視聴を体験した。
その間に見た映画をアトランダムに挙げると、

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008) マット・リーヴス
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008) スティーヴン・スピルバーグ
ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝(2008) ロブ・コーエン
レッドクリフ Part1 (2008) ジョン・ウー
ジャンパー(2007) ダグ・リーマン
魔法にかけられて(2007) ケヴィン・リマ
デス・プルーフ in グラインドハウス(2007) クエンティン・タランティーノ
キサラギ(2007) 佐藤祐市
ホリデイ(2006) ナンシー・マイヤーズ
ONCE ダブリンの街角で(2006) ジョン・カーニー
ゾンビーノ(2006) アンドリュー・カリー
それでもぼくはやっていない(2006) 周防正行
ショーシャンクの空に(1994) フランク・ダラボン
いとこのビニー(1992) ジョナサン・リン
日本の熱い日々 謀殺・下山事件(1981) 熊井啓

と、わずか15本!
1か月3本です。
契約しても見る暇ないよね~^^;

そんななかから印象に残ったいくつかの作品をご紹介しよう。
まず今日はMASAさんがず~いぶん以前に紹介してくださったタランティーノの『デス・プルーフ in グラインドハウス』だ。

01.jpg

この映画、ひと言で説明するのがなかなか難しいのだが、レンタル・ショップで探すとすると間違いなくカー・アクションのコーナーに置いてあると思う。
『ニューヨーク1997』や『遊星からの物体X』など80年代のジョン・カーペンター作品に欠かせない男優だったカート・ラッセルが演じるのは、デス・プルーフ(=耐死仕様)のカスタム・カーを乗り回すスタントマン崩れの男。
チーズたっぷりのナチョスを指をしゃぶり音を立てながら食べる最初の登場シーンからして強烈な存在感と嫌悪感を撒き散らす。

02.jpg

この映画の大部分は女たちのだらだらと際限なくつづくおしゃべり(話題はオトコ、セックス、ドラッグ、クルマ…)を描くことに費やされる。

03.jpg
(派手に雨が降ってるなあ^^;)

そしてテックス・メックスのいかがわしそうな安酒場、酒とタバコと音楽とダンス、それから暴力と血と暴走するクルマ、暴走する狂気、そして死が描かれる。

05.jpg

そのコントラストがあまりに強烈で、見終わったあとになってやっと、だらだらとしたおしゃべりが最後のカタルシスへつづく長い長い序奏だったことに気づくのだ。

酒も女も、暴力も死も、60年代、低予算のB級映画お決まりのテーマだが、それは同時に映画オタク、タランティーノの永遠のテーマでもある。
「グラインドハウス」というのはそんなチープなB級映画を2本立、3本立で見せる映画館のことらしいが、デジタル撮影なのに、古いフィルムっぽく傷が入ったり雨が降ったりコマ落ちしたりするフェイクな感覚も楽しいし、いつ終わるともない女たちのおしゃべりには映画オタクらしい楽屋落ちのネタや、映画の伏線なんかもたっぷり含まれているから、そのあたりも楽しみながら見るのが正解なんだろう。

もうひとつ、ジャック・ニッチェが担当した音楽もすごくいい。
暴力と狂気とエロとグロ、けっして上品な映画ではありませんがたっぷり楽しませていただきました^^

06.jpg

ちなみに、この映画見て『バニシング・ポイント』(1971)を見てみたくなった人、ヒッピーのコンミューンのシーンに登場するデラニー&ボニー&リタ・クーリッジは必見ですぞ!
nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(1) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 4

music70s

こんばんは。 この映画は面白かったですね~。
最初のクラッシュ・シーンと延々と続くガールズ・トーク、最後にスカッとして笑わせてくれるエンディング、対比が強烈でした。 「バニシング・ポイント」も乾いた映像が印象に残っていますが、当時は出演者の事はまったく知りませんでした。 意外な発見があるんですね。
by music70s (2009-07-20 01:05) 

MASA

おー、やっとご覧になりましたか〜^^。
強烈な印象を残す映画ですよね。
ダラダラと流れる中、突然クライマックスに向かう展開の落差がすごいです。
エンディングは何回観てもスカッと爽快(笑)。
音楽の使い方もタランティーノ監督のセンスのよさが伺われますね。
エンドロールのエイプリル・マーチが歌う「チック・ハビット」がお気に入りです^^。

機会があれば是非「プラネット・テラー」もご覧下さい。
こっちもスゴイですよ〜。
by MASA (2009-07-20 15:17) 

parlophone

music70sさん、こんばんはー。

>延々と続くガールズ・トーク、最後にスカッとして笑わせてくれるエンディング

あのガールズ・トークをどれだけ楽しめるか(我慢できるか)がこの映画の評価に大きく影響してくると思いますよね。
あのトークが退屈でしょうがない人には、長すぎる映画と感じるでしょうね。
でもやっぱりエンディングはね♪

>「バニシング・ポイント」も乾いた映像が印象に残っています

ひたすら走り続けるダッジ・チャレンジャーとDJの組み合わせが最高でしたね。
デラニー&ボニーは今となってはほんとに貴重な映像です^^
by parlophone (2009-07-20 22:04) 

parlophone

MASAさん、こんばんは~。
やっと見ましたよー。
…といっても実際に見たのは5月の初めぐらいですが^^;

>ダラダラと流れる中、突然クライマックスに向かう展開の落差がすごいです

あそこまでダラダラとしたおしゃべりを脚本に書くのも才能ですよね。
ふつうの人ならさすがにこれは長すぎか…とカットしちゃう(笑。

>エンディングは何回観てもスカッと爽快(笑)

サイコーですね。
「THE END」というクレジットの出るタイミングがまたすばらしい。
あれはエディターのグッジョブ!ですね^^

>エンドロールのエイプリル・マーチが歌う「チック・ハビット」がお気に入りです^^

お、気がつきませんでした。
エンドロール見るためにまた最初から見てみます(爆。

>機会があれば是非「プラネット・テラー」もご覧下さい

いや~、ぜひ見ますよ。
てか、グラインドハウスの6枚組ブルーレイがほしいですね(笑。
by parlophone (2009-07-20 22:15) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

メッセージを送る